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遺跡調査と保護活用 石の道具

 

遺跡調査と保護活用

遺跡調査と保護活用
 
   北海道に数多く残された遺跡は、分布調査や発掘調査によってその様子が明らかになりつつあります。なかでも、その歴史を知る上で重要とされるものは史跡として保護され、保存・活用をはかるための整備が行われています。出土した遺物の中にも特に重要なものとして「重要文化財」に指定されるものがあり、展示公開して、普及活用がはかられます。
   長い年月を経て今に残った遺物は、出土とともに急速に劣化がはじまります。特に木製品や金属製品などにはすぐに保存処理をほどこす必要があります。遺物が展示されるまでには多くの人の手と時間が必要とされます。
 

石の道具

石の道具
 
  人は、古くから石の道具を主な利器として使ってきました。用途に応 じた性質の石材が選択されていたことも明らかになってきました。鋭い刃ができる黒曜石や頁岩は槍やナイフ、衝撃に強い緑色泥岩や片岩は石斧などに使われました。当時の人々の技と知恵をご覧ください。
   黒曜石国内最大の産地、遠軽町白滝の遺跡からは黒曜石の石器や石片がみつかっています。旧石器時代から多くの人々が白滝を訪れ、石器をつくっていたこともわかっています。
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