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「『美々4式』を再考する 展」

「『美々4式』を再考する 展」
 
令和5年度北海道立埋蔵文化財センター冬季企画展示 
 北海道遺跡百選16 『美々4式』を再考する-縄文時代晩期初頭の土器群-
期間 令和5年12月2日(土)~令和6年2月25日(日)
会場 北海道立埋蔵文化財センター常設展示室
内容 千歳市美々4遺跡出土の縄文時代晩期初頭の土器を中心に、周辺の苫小牧市美沢1遺跡、恵庭市西島松5遺跡の当該期の資料も併せて展示します。
展示内容詳細
【内 容】
昭和51(1977)年に北海道教育委員会により調査された千歳市美々4遺跡、苫小牧市美沢1遺跡では、マウンドを伴う墳墓群およびその周辺から縄文時代晩期初頭の土器がまとまって出土しました。昭和57(1983)年、林謙作氏はこれらの資料をもとに大洞B式に併行する土器型式として「美々4式」を設定しました。「美々4式」は大洞系、類大洞系、非大洞系の3要素で構成され、後期末の御殿山式土器の系譜を引く非大洞系が中核をなすとされました。しかし、その後林謙作氏は「美々4式」を自ら撤回し、その経緯を明らかにせず亡くなってしまいました。「美々4式」は報告書に掲載された出土状況が不明瞭で、標式資料が一般に公開されなかったこともあり、長らく幻の土器型式とされてきました。1990年代後半から2000年代初めにかけて、苫小牧市柏原5遺跡、恵庭市西島松5遺跡、同カリンバ3遺跡、松前町東山Ⅰ遺跡などから当該期の土器が大量に出土し、これらの資料をもとに工藤肇氏、関根達人氏、福田正宏氏、佐藤剛氏らにより後期末葉~晩期初頭の土器編年が検討されるようになりました。
令和3(2021)年、北海道埋蔵文化財センターにより約4半世紀ぶりに美々4遺跡の調査が再開され、昭和51年調査範囲に接する北側でマウンドを伴う墳墓(盛土墓)の続きが検出されました。これによりマウンドの構造や遺物の層位的な出土状況などが明らかになり、かつて「美々4式」とされた晩期初頭の土器を再検討するためのデータが充実しつつあります。
今回は、千歳市美々4遺跡、苫小牧市美沢1遺跡より出土した「美々4式」の標式資料と、関連資料として当センターが調査した恵庭市西島松5遺跡の土壙墓より出土した当該期の土器を併せて展示し、晩期初頭の土器群について最新の知見をもとにした解説を行います。
【展示詳細】
1 美々4遺跡の調査
・昭和~平成時代の過去の調査の成果を説明パネルや写真パネル、常設展示、展示収蔵庫の遺物などを用いて紹介します。
・近年の令和3、4年度の調査成果も過去の成果展のパネルなども利用して紹介します(令和5年度については3月下旬からの成果展で展示するため概要のみ)。
2 「美々4式」土器とは何か
・型式設定の経緯、型式の特徴、大洞式土器編年との関係について説明します。
・昭和51年調査のマウンドを伴う墳墓(盛土墓)とその周辺から出土した縄文時代晩期初頭の土器(「美々4式」土器)を展示します。
・これまでほとんど公開されていない昭和51年当時の調査状況や検出状況の写真をパネルにして展示します。
3 「美々4式」土器の仲間たち
・石狩低地帯で出土した当該期の資料の中から、苫小牧市美沢1遺跡、恵庭市西島松5遺跡出土の土器を展示します。
・各遺跡の説明パネルと写真パネル(フィルムは道立所蔵)を展示します。
【展示資料】
1 千歳市教育委員会所蔵 美々4遺跡資料
・盛土墓(M-3・5・6)、土坑(P-313)、包含層出土土器
2 千歳市教育委員会所蔵 美沢1遺跡資料
・墳墓(M-1・3)、墳墓付近、包含層出土土器
3 恵庭市教育委員会所蔵 西島松5遺跡資料
・土壙墓(P-395・462・506・508)出土土器
4  北海道立埋蔵文化財センター収蔵 美々4遺跡資料
・フクロウ意匠の土器、動物形土製品(複製品)、土壙墓P-373出土土偶など
5 (公財)北海道埋蔵文化財センター整理中 美々4遺跡資料
・盛土墓(M-1)出土の土器(未復元接合資料、破片資料)など
そ の 他
入館無料
 
担当:普及活用課 芝田
 
 

かるちゃるnet施設紹介パネル展

かるちゃるnet施設紹介パネル展
 
かるちゃるnet施設紹介パネル 展
 
 かるちゃるnet(文化施設連絡協議会)は、新札幌から江別市にかけてのエリアにある、
博物館や水族館・図書館などのネットワークです。
 今年は、新札幌サンピアザ光の広場と北海道立図書館で
施設紹介パネル展を行いました。
 
 11月10日から26日まで当センターで施設紹介パネル展
行います。多数の方々のご来館をお待ちしております。
 
 期間:11月10日(金)から11月26日(日)
 会場:北海道立埋蔵文化財センターエントランス
 入館無料(担当:普及活用課 倉橋)
 

スタンプブックシーズン3

スタンプブックシーズン3
 
スタンプブックシーズン3開始のお知らせ
 
 ファンの方も大変多い、消しゴムスタンプの
スタンプブック。いよいよシーズン3がはじまります。
開催:9月9日(土)~ 以降毎月最初の開館日にNEWスタンプが登場します!
スタンプブック:初回50部をご用意(先着順でお渡し)
特色:しーずん3は縄文世界遺産をテーマにした全12種類のスタンプです
 ぜひ、この機会に当センターをご利用ください。お待ちしております。
(担当:普及活用課)
 
 
 
 

 
 

ビビちゃんがお出迎え 11月

ビビちゃんがお出迎え 11月
 
センタービデオキャラクター
ビビちゃんが展示室入口前でお出迎え。
季節ごとの装いで、皆様のご来館を
お待ちしております。
 
 11月は、「晩秋のビビちゃん」。
 周りの木々の葉もすっかり落ち、晩秋から
初冬を迎えようとしている野幌森林公園。
 ビビちゃんもすっかり防寒対策万全です。
今年は焼き芋を食べそびれたなあ、と
さみしく思っているようです。
 
 11月1日よりこの衣装でお待ちしています。
 季節ごとのビビちゃんの装いを楽しんでいただければ、幸いです。
(担当:普及活用課)
 
 
 
 

 
 

無料体験学習 縄文工房について

無料体験学習 縄文工房について
 
無料体験学習『縄文工房』について(8月29日補足)
 
多くの方々に快適に利用していただきたいため、
改めて下記のルールに従い、ご対応いただきますよう、
よろしくお願いします。
 
受付時間:朝9時半から最終受付15時半
 
提供メニュー:下記のメニューを提供しています。
  • 滑石を利用した各種玉つくり
  • ミニチュア土器・土偶つくり
  • 砂絵つくり
  • ペーパークラフト(赤ブタ・堂林式土器)
持ち帰りメニュー
 体験できなかった人用にお持ち帰りメニューを用意します。下記の3種類からお選びください。
  • ねんど
  • 砂絵
  • ペーパークラフト
受付方法について
  • 来館者は先着順とします。
  • 縄文工房に関する予約については、10名以上の場合は3日前まで。20名以上の場合には、3週間前までに予約をお願いします。児童ディケア関連、高齢者ディサービス関連もこちらに該当いたします(利用者と引率者の合算数で上記の人数の場合です。ご留意ください。)
  • 満席の場合は受付表に記入いただき、順次案内します。
利用注意
  • 混雑の場合もあるので体験終了後は速やかな交替をお願いします。
  • 飲食は禁止です。別途飲食用に用意されている場所での対応をお願いします。
  • 大声を出す、大きな声で会話するなどの行為は禁止します。
  • マスクの着用は個人の選択が尊重されます。
テーブル数など
  • テーブル数は6つとし、1テーブル4名までの利用を基本とします。(8月29日補足 通常の数に戻りました)
体験のルール・方式
 従前の縄文工房のルール・方式に準じます。
  • エントリーシート
  • メンバーズカード
  • チケット制(1人10p)
  • ワゴンメニュー
  • おひとり1日1回の利用に限らせていただきます。
  • 体験受付時間は、15時30分締切です。
  • 片付けはセルフサービスです。ご協力をお願いします。
そのほか
  • 体験は先着順で、混雑の場合は長時間の待機のお願いやお断りをする場合もありますので、ご了承ください。
  • 状況が変化し、変更点などがある場合には、詳細は、HPなどでお知らせいたします。
                             (担当:普及活用課)
 
 

図書の閲覧再開について

図書の閲覧再開について
 
センター収蔵図書の閲覧について
 
 5月10日よりセンター図書の閲覧については、従前どおりに戻します。
開架図書は、自由に閲覧、コピーなどができます。コピーについては
著作権法の範囲で対応をお願いします。
 
 閉架書庫の図書利用についても、来館時にスタッフにお伝えいただきましたら、
利用できます。
 ただし、大量の図書をご利用の際には、事前にセンターまでご相談ください。
また、卒論、修論、博士論文学生については、担当教員の紹介状をいただくことに
なっております。事前にセンターまでご相談ください。
 
 なにか、ご不明の点などございましたら、普及活用課 担当 倉橋(代表 011-386-3231 内線221)まで
ご連絡をお願いいたします。
                    
 

令和5年度各種団体受け入れについて

令和5年度各種団体受け入れについて
 
令和5年度各種団体の受け入れについて
 
多くの方々に快適にご利用いただくため、
下記についてご対応をお願いします。
児童ディサービス関連、高齢者ディサービス関連とも
下記に該当する場合、下記の期日までのご連絡をお願いしています。
(人数は利用者と引率者の合算数です。ご留意ください。)
 
*10名以上20名未満のご利用は、3日前までの予約が必要です。
*20名以上のご利用は、3週間前までの予約が必要です。
*詳しくは、下記へご相談ください。
 
*「縄文工房」に関する団体の事前受付については、5月10日来館分より
 上記の扱いになりました。事前のご予約にご協力をお願いいたします。
*当日来館の団体が利用を希望する場合は、受け入れ可能な場合、通常の来館者と同じ方法で受け入れます。
 ただし、ご希望に添えない場合がございます。ご了承ください。
*体験は先着順で、混雑の場合は長時間の待機のお願いやお断りをする場合もありますので、ご了承ください。
 
 なにか、ご不明の点などございましたら、普及活用課 担当 倉橋(代表 011-386-3231 内線221 )までご連絡をお願いいたします。
                    
 

令和5年度学校・社会教育など団体受け入れについて

令和5年度学校・社会教育など団体受け入れについて
 
令和5年度学校・社会教育など団体の受け入れについて
 
*人数にかかわらず、3週間前までの予約が必要です。
*コロナ感染症対策を十分に行って受け入れしています。
*時間・内容については、お早めにご相談いただけますと、スムーズに
準備していくことができます。
 
 なにか、ご不明の点などございましたら、普及活用課 担当 倉橋(代表 011-386-3231 内線221)まで
ご連絡をお願いいたします。
                    
   
<<公益財団法人北海道埋蔵文化財センター>> 〒069-0832 北海道江別市西野幌685番地1 TEL:011-386-3231 FAX:011-386-3238