令和5年度考古学講座
「縄文人に挑戦 –ベンケイガイ貝輪つくり-」開催要項
日時:令和5年10月28日(土) 13:30~15:30(9月28日 9時半から受付開始)
会場:北海道立埋蔵文化財センター2階研修室
題目:『縄文人に挑戦 ―ベンケイガイ貝輪つくり― 』
講師:坂本 尚史(普及活用課主査)
内容:縄文時代の貝輪は前期に登場し、後・晩期には列島で爆発的に増加します。
墓坑の出土状況から、多くは腕輪として女性が着用したことが指摘されています。
材質は殻質が丈夫なベンケイガイが多く、希少性の高い南海産のオオツタノハもみられます。
いずれも北海道では生息しない移入材を使った希少な装身具であり、威信財としての性格も想定される資料です。
貝輪は世界文化遺産北海道・北東北の縄文遺跡群の田小屋野貝塚、北黄金貝塚、入江貝塚などで出土しており、
近年紹介の機会が多く、一般の参加者にとって関心の高い遺物のひとつとなっています。
今回の講座では近年の研究成果から貝輪の製作技術を復元し、縄文人の高度な装身具つくりに挑戦します。
当日の内容:
①貝輪に関する解説(時代、性別との関係、貝種類、北海道での様相について簡略に説明)
②製作実験(貝輪の製作方法、製作具、実験)
参加条件 16歳以上。
参加申し込み:参加費無料、定員20名。9月28日(木)よりお電話(011-386-3231
受付時間 9:30から16:30まで)で受け付けます。参加者は作業に向いた衣服、
タオル(1枚)を持参してください。キャンセル待ちは5名まで受付け、キャンセルが出た
場合のみ前日までに電話連絡します。(担当:普及活用課 坂本)